本記事では、「2次データの検証を行いたい(EC専業/店舗オムニ)」という要件について、b→dashのデータパレット機能を用いて、どのようにデータを加工/統合すれば実現できるかをご紹介します。
b→dashでは、b→dashに取り込まれた無加工のデータ(貴社システムからb→dashへ連携しただけの状態のデータ)を「1次データ」、1次データをb→dash上で扱いやすい形式に加工/統合したデータを「2次データ」、2次データを施策/分析に利用できる形式に加工/統合したデータを「4次データ」と呼びます。

2次データは貴社にご回答いただいたヒアリングシートの情報を元にカスタマーサクセス担当が構築いたしますが、意図したデータが構築されているかの確認は貴社で行う必要があります。本記事では、2次データが意図したデータに構築されているかを検証する方法についてご紹介します。
・1. 2次データ検証の概要
・2. 検証の共通操作
・3. データ種類別の検証手順
構築したデータに誤りがあった場合
本記事の検証手順を実施し、構築したデータに誤りがある場合は貴社カスタマーサクセス担当にご連絡ください。
1. 2次データ検証の概要
本記事で検証する2次データ
EC専業/店舗オムニ事業においては、以下の6種類の「2次データ」を用いて、検証用のデータを加工/統合して作成いたします。本記事では、これらの2次データが意図したデータに構築されているかを検証する方法を紹介します。
・顧客データ(メルマガ会員データ/LINEデータ含む)
・お子様データ
・受注データ
・商品データ(コーディネートデータ/コーディネート詳細データ/会員ランクデータ含む)
・在庫データ
・広告コストデータ(日次/月次)
検証で実施する操作
各データの検証は、下記の操作を組み合わせて実施します。具体的な操作手順は本記事「2. 検証の共通操作」をご参照ください。
・レコード数の確認: b→dash上のデータ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 任意の日時カラムで降順に並び替え、上位3レコードが貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
・合計値の確認: 任意のキーカラムで集約(集計方法:合計)を実施し、算出された合計値が貴社の連携元データの合計値と一致しているかを確認
なお、顧客データでは退会ロジックの確認、受注データでは売上金額ロジックの確認といった固有の検証も実施します。また、お子様データは顧客データとの統合を行う必要があります。これらはデータ種類別の検証手順内で詳しく紹介します。
2. 検証の共通操作
各データの検証で共通して利用する3つの操作について、具体的な手順を紹介します。データ種類別の検証手順(本記事「3. データ種類別の検証手順」)では、ここで紹介する操作名を用いて検証内容を説明しています。
レコード数の確認
b→dash上のデータ全体のレコード数は、データファイル一覧画面から確認することができます。データファイル一覧画面に表示されているレコード数が、貴社が保有する連携元のデータのレコード数と「一致」していれば、データの構築が正しく行われています。

新規レコードの抽出
新規レコードの抽出は、データの加工を行い、任意の日時カラムで降順に並び替えて上位3レコードを抽出することで実施します。下記の手順で操作します。
1. 対象データをクリック
2. 「ランキング」をクリック
3. 「列を選択して順位付け」を選択し「適用」をクリック
4. 並び替え対象のカラム(例: 「会員登録日時」)をクリック
5. 【順位の付け方】:「大きい順」を指定し「適用」をクリック
6. 「同率なし」を選択し「適用」をクリック
7. 作成されたカラム名を変更(例: 「会員登録順(降順)」)
8. 「絞込み」をクリックし、作成したランキングカラムを選択
9. 【条件】:「以下」「3」を指定し「適用」をクリック

抽出された3レコードと、貴社が保有する連携元データの新規レコードの値が「一致」していれば、データの構築が正しく行われています。
合計値の確認
合計値の確認は、データの加工統合を行い、任意のキーカラムをもとに対象カラムを集約(集計方法:合計)することで実施します。下記の手順で操作します。
1. 対象データをクリック
2. 「絞込み」をクリックし、必要に応じて期間や条件で絞込み
3. 「集約」をクリック
4. 集約のキーとなるカラム(例: 「契約ステータス」)を選択
5. 残したいカラム(例: 「売上金額」)を選択
6. 【集計方法】:「合計」を指定し「適用」をクリック

集約結果のカラム値が貴社が保有する連携元データの合計値と「一致」していれば、データの構築が正しく行われています。
3. データ種類別の検証手順
各データの検証手順を紹介します。手順中に登場する「レコード数の確認」「新規レコードの抽出」「合計値の確認」などの具体的な操作手順は、本記事「2. 検証の共通操作」をご参照ください。
(1) 顧客データ
顧客データでは下記を実施します。「メルマガ会員データ」や「LINEデータ」などの顧客情報を含む2次データの検証についても本セクションをご参照ください。
・レコード数の確認: b→dash上の顧客データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「会員登録日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
・退会ロジックの確認: 退会済みユーザーの顧客IDを用いて「顧客ID」カラムで絞込みを行い、抽出されたレコードの「退会フラグ」カラムの値が「1」または「TRUE」になっているかを確認
退会ロジックの確認は、共通操作とは別の独自手順となるため、下記の手順を実施します。
1. 「顧客データ(2次データ)」をクリック
2. 「絞込み」をクリック
3. 「顧客ID」カラムをクリック
4. 【条件】:「次を含む」(または「完全一致」)、「退会済みユーザーの顧客ID(例: 1008)」を指定し「適用」をクリック

退会済み顧客のレコードを自動削除する仕様の場合
貴社システム/アプリケーションが会員登録退会済み顧客のレコードを自動で削除する仕様である場合は、絞込み結果のレコード数が0件になっていることが確認できれば問題ありません。
(2) お子様データ
お子様データでは下記を実施します。なお、お子様データは単独では会員登録日時カラムを持たないため、新規レコードの抽出時には顧客データとの統合を行ったうえで会員登録日時カラムを利用します。
・レコード数の確認: b→dash上のお子様データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 顧客データを「顧客ID」をキーに【横】方向に統合した検証用データを作成し、「会員登録日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
顧客データを統合する手順は、共通操作の「新規レコードの抽出」前に下記の手順を実施します。
1. お子様データの操作画面で「統合する」をクリック
2. 「カスタマイズ」を選択し「適用」をクリック
3. データファイルアイコンから「顧客データ」と「お子様データ」を選択
4. 「統合」アイコンをクリックし、「【横】方向に統合」を選択
5. 「顧客ID」カラムをキーに選択
6. 「共通のデータのみ統合する」を選択し「適用」をクリック
7. ファイル名(例:「お子様データ(検証)」)を入力し「保存」をクリック
8. ONに切り替えて「データ確認」をクリックし、データファイル一覧に戻る

(3) 受注データ
受注データでは下記を実施します。
・レコード数の確認: b→dash上の受注データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「受注日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
・売上金額ロジックの確認: 「受注日時」を相対期間「30日前〜0日前」で絞込み、必要に応じて条件で絞込んだ上で、「販売チャネル_詳細」をキーに「売上金額」を合計集約。算出された値が貴社の連携元データの売上金額の合計と一致しているかを確認
(4) 商品データ
商品データでは下記を実施します。「コーディネートデータ」「コーディネート詳細データ」「会員ランクデータ」などの商品情報を含む2次データの検証についても本セクションをご参照ください。
・レコード数の確認: b→dash上の商品データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「販売開始日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
(5) 在庫データ
在庫データでは下記を実施します。
・レコード数の確認: b→dash上の在庫データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「更新日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
(6) 広告コストデータ(日次)
広告コストデータ(日次)では下記を実施します。「広告コストデータ(月次)」の2次データの検証についても本セクションをご参照ください。
・レコード数の確認: b→dash上の広告コストデータ(日次)全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 他データと異なり、「広告媒体」カラムで任意の媒体(例: Google)を絞込んだ上で、「日付」カラムを相対期間「3日前〜0日前」で絞込み、抽出された最新レコードが貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認