本記事では、「2次データの検証を行いたい(toB)」という要件について、b→dashのデータパレット機能を用いて、どのようにデータを加工/統合すれば実現できるかをご紹介します。
b→dashでは、b→dashに取り込まれた無加工のデータ(貴社システムからb→dashへ連携しただけの状態のデータ)を「1次データ」、1次データをb→dash上で扱いやすい形式に加工/統合したデータを「2次データ」、2次データを施策/分析に利用できる形式に加工/統合したデータを「4次データ」と呼びます。

2次データは貴社にご回答いただいたヒアリングシートの情報を元にカスタマーサクセス担当が構築いたしますが、意図したデータが構築されているかの確認は貴社で行う必要があります。本記事では、2次データが意図したデータに構築されているかを検証する方法についてご紹介します。
・1. 2次データ検証の概要
・2. 検証の共通操作
・3. データ種類別の検証手順
構築したデータに誤りがあった場合
本記事の検証手順を実施し、構築したデータに誤りがある場合は貴社カスタマーサクセス担当にご連絡ください。
1. 2次データ検証の概要
本記事で検証する2次データ
toB事業においては、以下の11種類の「2次データ」を用いて、検証用のデータを加工/統合して作成いたします。本記事では、これらの2次データが意図したデータに構築されているかを検証する方法を紹介します。
・取引先データ(取引先担当者データ含む)
・CVデータ
・案件データ
・営業担当者データ
・アクションデータ
・イベント申込/参加データ
・セミナー申込/参加データ
・契約データ
・商品/サービスデータ
・見積データ
・広告コストデータ(日次/月次)
検証で実施する操作
各データの検証は、下記の操作を組み合わせて実施します。具体的な操作手順は本記事「2. 検証の共通操作」をご参照ください。
・レコード数の確認: b→dash上のデータ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 任意の日時カラムで降順に並び替え、上位3レコードが貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
・合計値の確認: 任意のキーカラムで集約(集計方法:合計)を実施し、算出された合計値が貴社の連携元データの合計値と一致しているかを確認
なお、toB事業では「顧客データ」ではなく「取引先データ」を起点として検証を行います。取引先データには退会ロジックの概念が無いため、レコード数の確認と新規レコードの抽出の2項目を確認します。また、契約データでは売上金額ロジックの確認といった固有の検証も実施します。これらはデータ種類別の検証手順内で詳しく紹介します。
2. 検証の共通操作
各データの検証で共通して利用する3つの操作について、具体的な手順を紹介します。データ種類別の検証手順(本記事「3. データ種類別の検証手順」)では、ここで紹介する操作名を用いて検証内容を説明しています。
レコード数の確認
b→dash上のデータ全体のレコード数は、データファイル一覧画面から確認することができます。データファイル一覧画面に表示されているレコード数が、貴社が保有する連携元のデータのレコード数と「一致」していれば、データの構築が正しく行われています。

新規レコードの抽出
新規レコードの抽出は、データの加工を行い、任意の日時カラムで降順に並び替えて上位3レコードを抽出することで実施します。下記の手順で操作します。
1. 対象データをクリック
2. 「ランキング」をクリック
3. 「列を選択して順位付け」を選択し「適用」をクリック
4. 並び替え対象のカラム(例: 「会員登録日時」)をクリック
5. 【順位の付け方】:「大きい順」を指定し「適用」をクリック
6. 「同率なし」を選択し「適用」をクリック
7. 作成されたカラム名を変更(例: 「会員登録順(降順)」)
8. 「絞込み」をクリックし、作成したランキングカラムを選択
9. 【条件】:「以下」「3」を指定し「適用」をクリック

抽出された3レコードと、貴社が保有する連携元データの新規レコードの値が「一致」していれば、データの構築が正しく行われています。
合計値の確認
合計値の確認は、データの加工統合を行い、任意のキーカラムをもとに対象カラムを集約(集計方法:合計)することで実施します。下記の手順で操作します。
1. 対象データをクリック
2. 「絞込み」をクリックし、必要に応じて期間や条件で絞込み
3. 「集約」をクリック
4. 集約のキーとなるカラム(例: 「契約ステータス」)を選択
5. 残したいカラム(例: 「売上金額」)を選択
6. 【集計方法】:「合計」を指定し「適用」をクリック

集約結果のカラム値が貴社が保有する連携元データの合計値と「一致」していれば、データの構築が正しく行われています。
3. データ種類別の検証手順
各データの検証手順を紹介します。手順中に登場する「レコード数の確認」「新規レコードの抽出」「合計値の確認」などの具体的な操作手順は、本記事「2. 検証の共通操作」をご参照ください。
(1) 取引先データ
取引先データでは下記を実施します。「取引先担当者データ」などの取引先の情報を含む2次データの検証についても本セクションをご参照ください。
・レコード数の確認: b→dash上の取引先データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「登録日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
(2) CVデータ
CVデータでは下記を実施します。
・レコード数の確認: b→dash上のCVデータ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「CV日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
(3) 案件データ
案件データでは下記を実施します。
・レコード数の確認: b→dash上の案件データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「案件作成日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
(4) 営業担当者データ
営業担当者データでは下記を実施します。
・レコード数の確認: b→dash上の営業担当者データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「登録日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
(5) アクションデータ
アクションデータでは下記を実施します。
・レコード数の確認: b→dash上のアクションデータ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「アクション日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
(6) イベント申込/参加データ
イベント申込/参加データでは下記を実施します。
・レコード数の確認: b→dash上のイベント申込/参加データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「イベント申込日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
(7) セミナー申込/参加データ
セミナー申込/参加データでは下記を実施します。
・レコード数の確認: b→dash上のセミナー申込/参加データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「セミナー申込日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
(8) 契約データ
契約データでは下記を実施します。
・レコード数の確認: b→dash上の契約データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「契約日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
・売上金額ロジックの確認: 「契約日時」を相対期間「30日前〜0日前」で絞込み、必要に応じて条件で絞込んだ上で、任意のキーカラム(例: 「契約ステータス」)で「売上金額」を合計集約。算出された値が貴社の連携元データの売上金額の合計と一致しているかを確認
(9) 商品/サービスデータ
商品/サービスデータでは下記を実施します。
・レコード数の確認: b→dash上の商品/サービスデータ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「登録日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
(10) 見積データ
見積データでは下記を実施します。
・レコード数の確認: b→dash上の見積データ全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 「見積日時」カラムで降順に並び替えた上位3レコードが、貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認
(11) 広告コストデータ(日次)
広告コストデータ(日次)では下記を実施します。「広告コストデータ(月次)」の2次データの検証についても本セクションをご参照ください。
・レコード数の確認: b→dash上の広告コストデータ(日次)全体のレコード数が、貴社の連携元データのレコード数と一致しているかを確認
・新規レコードの抽出: 他データと異なり、「広告媒体」カラムで任意の媒体(例: Google)を絞込んだ上で、「日付」カラムを相対期間「3日前〜0日前」で絞込み、抽出された最新レコードが貴社の連携元データの新規レコードと一致しているかを確認