• No : 1012
  • 公開日時 : 2026/03/18 15:22
  • 更新日時 : 2026/05/20 13:15
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問い合わせから契約までの歩留まりを可視化したい

回答

本記事では、「問い合わせから契約までの歩留まりを可視化したい」という要件について、b→dashのデータパレット機能を用いたデータ加工/統合の方法と、レポート作成までの流れを紹介しています。

本記事は下記の想定での作成手順を例に紹介します。

 ・月別に、問い合わせから見積もり、見積もりから契約にどの程度つながっているか「割合」で分析する
 ・問い合わせ、見積もり、契約をそれぞれ「件数」で算出する

本記事の構成は下記の通りです。

 1. 本記事で紹介するデータ加工/統合の例(想定利用業界・必要データ)
 2. データ準備と活用までの流れ(全体像)
 3. データ加工/統合の手順(Step1〜Step4)

各セクションの詳細は、以下をご参照ください。

1. 本記事で紹介するデータ加工/統合の例

想定利用業界 / 利用シーン

本記事で紹介するデータ加工/統合は、下記の業界・企業での利用を想定しています。

 ・想定利用業界: BtoB業界 / 不動産やクリニックなど単価の高いtoC業界
 ・活用企業イメージ: 問い合わせや見積もりから契約に至るケースが多い企業、問い合わせ・見積もり・契約に関するデータを個別で管理している企業
 ・活用イメージ: 月別に問い合わせ・見積もり・契約数を集計し、見積もり率・契約率を可視化したい

加工/統合に必要なデータ

本記事で紹介するデータの加工/統合を実施するには、下記の3つのデータ(問い合わせデータ・見積もりデータ・契約データ)が必要です。
連携する3つのデータに、下記表の『必須』となっているカラムが存在しているか必ずご確認ください。

#

カラム

データ型

必須

参照データ

データ定義

1

問い合わせID

テキスト

-

問い合わせデータ ※問い合わせデータの主キー

2

顧客ID

テキスト

問い合わせデータ  

3

問い合わせ日

日付

問い合わせデータ  

4

見積もりID

テキスト

-

見積もりデータ ※見積もりデータの主キー

5

顧客ID

テキスト

見積もりデータ  

6

見積もり日

日付

見積もりデータ  

7

契約ID

テキスト

-

契約データ ※契約データの主キー

8

顧客ID

テキスト

契約データ  

9

契約日

日付

契約データ  
上記カラムがb→dashに連携されていない場合
上記カラムがb→dash上に存在しない場合(b→dashに連携していない場合)は、データ連携をまず初めに実施いただくようお願いいたします。

2. データ準備と活用までの流れ

問い合わせから契約までの歩留まりを可視化するまでの全体の流れは、下記の4つのStepです。Step1〜Step3でデータを構築し、Step4で構築したデータを活用します。

 1. 『初回問い合わせ日』『初回見積もり日』カラムを作成する
 2. 「問い合わせデータ」「見積もりデータ」「契約データ」を統合する
 3. 『初回問い合わせ年月』『問い合わせフラグ』『見積もりフラグ』『契約フラグ』カラムを作成する
 4. 問い合わせから契約までの歩留まりを可視化するレポートを作成する

3. データ加工/統合の手順

Step1. 『初回問い合わせ日』『初回見積もり日』カラムを作成する

「問い合わせデータ」「見積もりデータ」のそれぞれに集約機能を用いて、『初回問い合わせ日』『初回見積もり日』カラムを作成します。本Stepは下記2つのサブステップで構成されます。

1-1. 集約機能で『初回問い合わせ日』カラムを作成する

1. 「データパレット」→「データを確認する」→「問い合わせデータ」をクリックします
2. 「集約」をクリックし、「顧客ID」カラムをキーとして選択して「適用」をクリックします
3. 「問い合わせ日」カラムを選択し、集計方法「最古」を選択して「適用」をクリックします

4. 集約を行ったカラムの名称を「初回問い合わせ日」に変更します
5. 「保存」をクリックし、任意のファイル名(今回は「問い合わせデータ_加工済」)を入力して保存します

1-2. 集約機能で『初回見積もり日』カラムを作成する

1. 「見積もりデータ」をクリックし、同じ手順で「集約」をクリックします
2. 「顧客ID」カラムをキーとして選択して「適用」をクリックします
3. 「見積もり日」カラムを選択し、集計方法「最古」を選択して「適用」をクリックします
4. 集約を行ったカラムの名称を「初回見積もり日」に変更し、任意のファイル名(今回は「見積もりデータ_加工済」)を入力して保存します

Step2. 「問い合わせデータ」「見積もりデータ」「契約データ」を統合する

Step1で作成した「問い合わせデータ_加工済」「見積もりデータ_加工済」と「契約データ」の3つのデータファイルを「顧客ID」をキー項目として横方向に統合します。

1. 「統合する」→「カスタマイズ」をクリックします
2. 「データファイル」アイコンから「問い合わせデータ_加工済」を選択し、続けて「見積もりデータ_加工済」を選択します
3. 「統合」アイコンをクリックし、「【横】方向に統合」を選択して「適用」をクリックします
4. 紐づけキーとして「顧客ID」を選択し、「次へ」をクリックします

5. 「全てのデータを統合する」を選択し、「適用」をクリックします
6. 任意のファイル名(今回は「問い合わせデータ×見積もりデータ」)を入力し、「保存」をクリックします
7. 同じ手順で、作成した「問い合わせデータ×見積もりデータ」と「契約データ」を「顧客ID」をキーとして横方向に統合します
8. 任意のファイル名(今回は「問い合わせ×見積もり×契約データ」)を入力し、「保存」をクリックします

Step3. 『初回問い合わせ年月』『問い合わせフラグ』『見積もりフラグ』『契約フラグ』カラムを作成する

Step2で作成したデータファイルに対して、抽出機能で『初回問い合わせ年月』カラムを作成し、IF文機能と型変換機能で『問い合わせフラグ』『見積もりフラグ』『契約フラグ』カラムを作成します。本Stepは下記2つのサブステップで構成されます。

3-1. 抽出機能で『初回問い合わせ年月』カラムを作成する

1. Step2で作成した「問い合わせ×見積もり×契約データ」をクリックし、「抽出」をクリックします
2. 「初回問い合わせ日」カラムを選択し、「適用」をクリックします
3. 下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

 ・【条件】: 「先頭」から「7」文字目までを「テキスト型」として抽出する

4. 「名前を付けて保存」を選択し、カラム名「初回問い合わせ年月」を入力して「保存」をクリックします

3-2. IF文機能と型変換機能で3つのフラグカラムを作成する

『問い合わせフラグ』『見積もりフラグ』『契約フラグ』の3つのカラムは、いずれも同じ手順で作成します。以下は『問い合わせフラグ』カラムの作成手順です。同じ手順で「初回見積もり日」「契約日」を対象に他のフラグも作成してください。

1. 「IF文」をクリックし、「初回問い合わせ日」(または初回見積もり日・契約日)カラムを選択して「適用」をクリックします
2. 「カレンダー」アイコンをクリックし、下記の条件を指定して「適用」をクリックします

 ・【条件】: 「絶対期間」を選択し、「期間設定にカラムを使用する」にチェックを入れる
 ・【開始日】: 「初回問い合わせ日
 ・【終了日】: 「初回問い合わせ日

3. 下記のIF文条件を指定して、「適用」をクリックします

 ・【条件に合致する場合】: 【カラム】「初回問い合わせ日」、【条件】「指定の期間に一致する」「初回問い合わせ日〜初回問い合わせ日」、【値】「次の値」「1
 ・【条件に合致しない場合】: 【値】「次の値」「0

4. IF文で作成したカラムの名称を「問い合わせフラグ(テキスト)」に変更します
5. 「型変換」をクリックし、「問い合わせフラグ(テキスト)」カラムを選択して下記の条件を指定し「適用」をクリックします

 ・【データ型の選択】: 「テキスト型」を「整数型」へ変更
 ・【型変換エラーの設定】: 「加工を中止する」※任意の条件をご指定ください

6. 「上書き保存」を選択し、カラム名「問い合わせフラグ」を入力して「保存」をクリックします
7. 同じ手順で「見積もりフラグ」(対象カラム: 初回見積もり日)、「契約フラグ」(対象カラム: 契約日)を作成します
8. 「保存」をクリックし、任意のファイル名(今回は「問い合わせからの歩留まり分析」)を入力して保存します

Step4. 問い合わせから契約までの歩留まりを可視化するレポートを作成する

Step3で作成したデータファイルを用いてレポートを作成します。『初回問い合わせ年月』を表側項目、『問い合わせフラグ』『見積もりフラグ』『契約フラグ』を指標項目として設定し、最後に「指標を計算」機能で見積もり率・契約率を算出します。本Stepは下記2つのサブステップで構成されます。

4-1. 表側項目・指標項目を設定してレポートを作成する

1. 「BI」→「新規作成」→「カスタムレポート」をクリックします
2. Step3で作成した「問い合わせからの歩留まり分析」をクリックします
3. 「初回問い合わせ年月」カラムを「表側項目」にドラッグします
4. 「問い合わせフラグ」カラムを「指標項目」にドラッグし、下記の条件を指定して「適用」をクリックします

 ・【集計方法】: 「合計
 ・【指標名】: 「問い合わせ者数

5. 同様に「見積もりフラグ」「契約フラグ」カラムを「指標項目」にドラッグし、それぞれ集計方法「合計」・指標名「見積もり者数」「契約者数」を指定して「適用」をクリックします
6. 「完了」をクリックし、任意の更新頻度を入力して「適用」をクリックします
7. 任意のファイル名(今回は「問い合わせからの歩留まり分析」)を入力し、「保存」をクリックします

4-2. 「指標を計算」機能で『見積もり率』『契約率』を算出する

1. 作成したレポートをクリックし、指標項目「見積もり者数」「問い合わせ者数」を選択します
2. 「指標を計算」をクリックし、下記の設定を入力して「完了」をクリックします

 ・【設定】: 「見積もり者数」「÷」「問い合わせ者数

3. 「名前をつけて保存」を選択し、指標名「見積もり率」を入力して「保存」をクリックします
4. 指標項目「見積もり率」を選択し、「パーセンテージ表示」をクリックします
5. 同じ手順で、指標項目「契約者数」「見積もり者数」を選択し、「契約者数」「÷」「見積もり者数」で「契約率」を作成し、パーセンテージ表示に変更します