• No : 1119
  • 公開日時 : 2026/03/18 20:46
  • 更新日時 : 2026/05/20 14:12
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事業ごとの顧客データを統合し、各事業の会員登録状況を可視化したい

回答

本記事では、「事業ごとの顧客データを統合し、各事業の会員登録状況を可視化したい」という要件について、b→dashのデータパレット機能を用いたデータ加工/統合の方法を紹介しています。

本記事の構成は下記の通りです。

 1. 本記事で紹介するデータ加工/統合の例(想定利用業界・必要データ)
 2. データ準備と活用までの流れ(全体像)
 3. データ加工/統合の手順(Step1〜Step4)

各セクションの詳細は、以下をご参照ください。

1. 本記事で紹介するデータ加工/統合の例

想定利用業界 / 利用シーン

本記事で紹介するデータ加工/統合は、下記の業界・企業での利用を想定しています。

 ・想定利用業界: EC / 店舗オムニ
 ・活用企業イメージ: 複数の事業部/ブランドを保持しており顧客データをそれぞれ別で管理している企業、複数の商品の販売を行っており商品ごとに顧客データを管理している企業
 ・活用イメージ: 複数事業/ブランドの会員登録状況を一括管理したい、複数事業/ブランドの顧客データをメールアドレスで名寄せしたい

加工/統合に必要なデータ

本記事で紹介するデータ加工/統合を実施するには、下記表において『必須』となっているカラムが含まれたデータファイルを用意しておく必要があります。

#

カラム

データ型

必須

参照データ

データ定義

1

顧客ID

テキスト

-

顧客データ ※顧客データの主キー

2

メールアドレス

テキスト

顧客データ -
上記カラムがb→dashに連携されていない場合
上記カラムがb→dash上に存在しない場合(b→dashに連携していない場合)は、データ連携をまず初めに実施いただくようお願いいたします。

2. データ準備と活用までの流れ

本記事では、事業/ブランドごとに保持している複数の顧客データに加工/統合を用いて、事業/ブランドごとに会員登録状況を可視化するカラムを作成する手順を紹介します。本記事は下記の4つのStepで構成されます。

 1. 「顧客データ_事業部A」と「顧客データ_事業部B」を統合する
 2. 「顧客データ_事業部A×事業部B」を加工する
 3. 「顧客データ_A×B_統合」と「顧客データ_事業部C」を統合する
 4. 「統合顧客データ」を作成する

3. データ加工/統合の手順

Step1. 「顧客データ_事業部A」と「顧客データ_事業部B」を統合する

顧客データ_事業部A」と「顧客データ_事業部B」を、『メールアドレス』カラムをキー項目として横統合します。

1. 「データパレット」→「データを確認する」をクリックします
2. 「統合する」をクリックします
3. 「データファイル」アイコンをクリックし「顧客データ_事業部A」を選択、もう一度「データファイル」アイコンをクリックし「顧客データ_事業部B」を選択します
4. 「統合」アイコンをクリックします

5. 「【横】方向に統合」を選択し「適用」をクリック、「カスタマイズ」を選択し「適用」をクリックします
6. キー項目として「メールアドレス(事業部A)」と「メールアドレス(事業部B)」を選択し、「次へ」をクリックします
7. 「全てのデータを統合する」を選択し、「適用」をクリックします

8. 「保存」→ ファイル名(例:「顧客データ_事業部A×事業部B」)を入力し「保存」をクリックします
9. 更新設定の「OFF」をクリックして「ON」に変更し、「適用」をクリック、「保存」をクリックします

Step2. 「顧客データ_事業部A×事業部B」を加工する

Step1で作成した「顧客データ_事業部A×事業部B」を加工し、事業部A・Bのメールアドレスを1つのカラムにまとめた『統合メールアドレス(A×B)』カラムを作成します。

1. 「顧客データ_事業部A×事業部B」をクリックします
2. 「IF文」をクリックし、「メールアドレス(事業部A)」カラムを選択して「適用」をクリックします
3. 下記の条件を入力し、「適用」をクリックします
 ・事業部Aにメールアドレスがある場合: 【カラム】「メールアドレス(事業部A)」 / 【条件】「空文字ではない」 / 【値】「次のカラムの値」「メールアドレス(事業部A)
 ・事業部Aにメールアドレスがない場合: 【カラム】「メールアドレス(事業部A)」 / 【条件】「空文字」 / 【値】「次のカラムの値」「メールアドレス(事業部B)
 ・その他の場合: 【条件】「空白

4. IF文で作成したカラムの名称を「統合メールアドレス(A×B)」に変更します
5. 「保存」→ ファイル名(例:「顧客データ_A×B_統合」)を入力し「保存」をクリックします

Step3. 「顧客データ_A×B_統合」と「顧客データ_事業部C」を統合する

Step2で作成した「顧客データ_A×B_統合」と「顧客データ_事業部C」を、『メールアドレス』カラムをキー項目として横統合します。

1. 「統合する」をクリックし、「カスタマイズ」を選択して「適用」をクリックします
2. 「データファイル」アイコンをクリックし「顧客データ_A×B_統合」を選択、もう一度「データファイル」アイコンをクリックし「顧客データ_事業部C」を選択します
3. 「統合」アイコンをクリックします

4. 「【横】方向に統合」を選択し「適用」をクリックします
5. キー項目として「メールアドレス」を選択し、「次へ」をクリックします
6. 「全てのデータを統合する」を選択し、「適用」をクリックします
7. ファイル名(例:「顧客データ_A×B×C」)を入力し「保存」をクリックします
8. 更新設定の「OFF」をクリックして「ON」に変更し、「適用」→「保存」をクリックします

Step4. 「統合顧客データ」を作成する

Step3で作成した「顧客データ_A×B×C」を加工し、3事業部のメールアドレスを1つのカラムにまとめたあと、各事業部の『ひも付きフラグ』カラムを作成します。

※『ひも付きフラグ』カラムは、メールアドレスの登録有無をもとに会員登録状況を可視化したカラムです
  会員登録されている場合は「1」、会員登録がされていない場合は「0」と表示されます
『統合メールアドレス(A×B×C)』カラムを作成する

1. 「顧客データA×B×C」をクリックし、「IF文」をクリックします
2. 「統合メールアドレス(A×B)」カラムを選択し、「適用」をクリックします
3. 下記の条件を入力し、「適用」をクリックします
 ・A×B側にメールアドレスがある場合: 【カラム】「統合メールアドレス(A×B)」 / 【条件】「空文字ではない」 / 【値】「次のカラムの値」「メールアドレス(事業部A×B)
 ・A×B側にメールアドレスがない場合: 【カラム】「統合メールアドレス(A×B)」 / 【条件】「空文字」 / 【値】「次のカラムの値」「メールアドレス(事業部C)
 ・その他の場合: 【条件】「空白

4. IF文で作成したカラム名を「統合メールアドレス(A×B×C)」に変更します
5. 不要となった「統合メールアドレス(A×B)」カラムを「削除」します

各事業部の『ひも付きフラグ』カラムを作成する

事業部A・B・Cそれぞれについて、メールアドレスの有無をもとに「1」「0」を出力する『ひも付きフラグ』カラムをIF文で作成します。

6. 「IF文」をクリックし、「メールアドレス(事業部A)」カラムを選択して「適用」をクリックします
7. 下記の条件を入力し、「適用」をクリックします
 ・メールアドレスがある場合: 【カラム】「メールアドレス(事業部A)」 / 【条件】「空文字ではない」 / 【値】「次の値」「1
 ・メールアドレスがない場合: 【カラム】「メールアドレス(事業部A)」 / 【条件】「空文字」 / 【値】「次の値」「0
 ・その他の場合: 【条件】「空白

8. IF文で作成したカラム名を「事業部Aひも付きフラグ」に変更します
9. 同様の手順で「事業部Bひも付きフラグ」「事業部Cひも付きフラグ」カラムを作成します(対象カラムを「メールアドレス(事業部B)」「メールアドレス(事業部C)」に変えて、上記と同じIF文条件を適用)

※「事業部Cひも付きフラグ」の作成では、「その他の場合」の条件を「空白」ではなく「空文字」とすることで、全データに値が入るようにします

10. 「保存」→ ファイル名(例:「統合顧客データ」)を入力し「保存」をクリックします