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  • 公開日時 : 2026/03/16 20:09
  • 更新日時 : 2026/05/19 15:59
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リレーション設定をしたい

回答

本記事では、b→dashでワンタグを利用して取得する各種データファイルに、顧客IDや受注IDなどの「キー項目」を追加で取得するための「リレーション設定」について紹介しています。
リレーション設定の手順は、大きく下記の4つです。

 1. リレーション設定の概要
 2. キー項目を追加取得する
 3. キー項目を利用するタグを設定する
 4. リレーション設定の反映を確認する

各手順の詳細は、以下をご参照ください。

1. リレーション設定の概要

リレーション設定とは、ワンタグで取得する各種データファイルに、特定のカラム(キー項目)を追加取得するための設定です。
例えば、アクセスログタグで取得する「アクセスログデータファイル」に「顧客ID」を追加取得することで、アクセスログと顧客データを紐づけられるようになります。

リレーション設定により追加取得できるカラム(キー項目)は、下記の4種類です。

キー項目

用途

顧客ID

「アクセスログデータ」と「顧客データ」の紐づけに利用。サイト訪問頻度に基づくキャンペーン配信などが可能

商品ID

アクセスログと商品データの連携、またはレコメンド機能での商品指定に活用。顧客の閲覧履歴を利用したメール配信が可能

受注ID

アクセスログと受注データの紐づけに使用。流入経路別のLTV分析などの深い分析が可能

その他

ワンタグで取得するデータに自由な値を追加取得できる汎用項目
※ リレーション設定を実現するには、「キー項目の追加取得」と「キー項目を利用するタグの指定」の2つの設定を行う必要があります

2. キー項目を追加取得する

キー項目を追加取得する方法は、「1. ソースコードから取得する」「2. URLから取得する」「3. Cookieから取得する」の3つです。
貴社のwebサイトの構成によって利用できる取得方法が異なるため、適切な方法を選択してください。

共通の操作

1.「共通設定」>「タグ管理」>「リレーション設定」をクリックします
2.「新規作成」をクリックします
3.「取得したい項目」を選択し、「適用」をクリックします

1. ソースコードから取得する場合

1. 場所の指定で「ソースコード」を選択します
2.「取得したい値が存在するページ」を入力し、「追加」をクリックします
3.「取得したい値が存在する場所」(HTML/Javascript/その他)を選択し、必要な情報を入力して「適用」をクリックします

※ 「ページの指定」において複数の条件を指定した場合、「or条件」になります(複数の条件のうち1つでも一致するページ全てで値を取得します)
「HTML」を選択した場合の設定方法

1.「属性」(ID/CLASS/NAME)と「一致条件」(完全一致/次を含む/次で始まる/次で終わる)、「属性値」を入力し、「適用」をクリックします

※ 取得したい値が1つに特定できるような属性値を入力してください。1つの条件で特定できない場合は、「追加」をクリックして入力欄を増やし、複数の条件で特定してください
「取得値の詳細設定」を利用してvalue属性などを取得する

「HTML」を選択した場合、b→dashのデフォルト設定では、サイト上にテキストで表示される値(Inner HTML)が取得されます。Inner HTML以外の値(value属性など)を取得したい場合は、「取得値の詳細設定」を利用します。
以下では『<option class="test_input" value="AAA">aaa</option>』からvalue値「AAA」を取得する例を説明します。

1.「CLASS」「完全一致」を選択し、属性値に「test_input」を入力します
2.「取得値の詳細設定」アイコンをクリックし、「OFF」を「ON」に変更します
3.「取得する値の属性名を指定」に「value」を入力します
4.「適用」をクリックします

「Javascript」を選択した場合の設定方法

取得したい値が存在するページのjavascriptを確認し、取得したい値が入っている「変数名」を入力します。

「その他」を選択した場合の設定方法

スクリプト」を入力します。JavaScriptコードには、「customValue」という変数に対して、リレーションキー(受注IDや顧客ID、商品IDなど)項目となる値を代入する処理を記述します。

※ スクリプト入力欄の入力上限は1GBまでです。ただし、JavaScriptの容量が大きい場合、上限内でもリクエストエラーが発生する可能性があります
 「Step1 ページの指定」で指定したページにユーザーがアクセスした際に「その他」欄に記述したJavaScriptが実行され、リレーションキー項目を取得してb→dashのワンタグで取得しているアクセスログの1カラムに追加/保管します
futureshopの「置換文字」を含むソースコードはキー項目として利用できません
貴社のECサイトが「ECサイト構築プラットフォーム futureshop」で導入されている場合、顧客ID/商品ID/受注IDを表記するソースコードにfutureshop独自の「置換文字」が利用されています
置換文字は「<%〜〜.〜%>」「<@〜〜.〜@>」と表記されており、この置換文字を含むソースコードはリレーション設定のキー項目として利用できません。置換文字が利用されている場合は、後述する「Cookie」または「URL」からキー項目を取得してください。

2. URLから取得する場合

1. 場所の指定で「URL」を選択します
2.「取得したい値のあるページ」を入力し、「追加」をクリックします
3.「URL変数」を入力します

※ URLの変数では、「文字列抽出」と「正規表現」の2つの抽出方法を選択できます
 ・文字列抽出: 抽出したい値の桁数や位置が一定の場合に使用可能(数字のみの抽出などの細かい指定はできません)
 ・正規表現: 数字のみの抽出などの細かいルールを指定して文字列を抽出可能

3. Cookieから取得する場合

1. 場所の指定で「Cookie」を選択します
2.「取得したい値のあるページ」を入力し、「追加」をクリックします
3.「Name」「Value」(一致条件含む)を入力します

Cookieの設定では「HttpOnly属性」を指定できません
Cookieの設定に「HttpOnly属性」が指定されていると、Cookieにアクセスできず値を取得できなくなります。Cookieから値を取得する際は、必ず「HttpOnly属性」を除外するようお願いいたします
いずれの方法でも取得できない場合(webサイト改修+ソースコードで取得)

webサイトの構成要素やURLの問題から、上記「ソースコード」「URL」「Cookie」の3つの方法で取得できない場合は、貴社のwebサイトに新たにソースコードを追加(webサイト改修)し、「ソースコード」「Cookie」で取得してください。
以下では、webサイト改修から「ソースコード」で取得する流れを紹介します。

1. webサイトの改修

貴社webサイトに以下のサンプルコードを参考にHTML要素を追加します。<input>はb→dashのワンタグより上部に設置してください(<input>がワンタグより先に読み込まれるように設置する必要があります)。

● サンプルコード(<input>タグ)
 <input type="hidden" id="sample_id" name="" value="取得したい値(顧客IDなど)">
2. ソースコードから取得する

取得方法は「HTML要素を設定する」または「その他要素から設定する」の2つです。

● HTML要素を設定する場合
 1.「取得したい値が存在するページ」を入力し、「追加」をクリックします
 2. 属性に「ID」、一致条件に「完全一致」、属性値に「sample_id」を入力します
 3.「取得値の詳細設定」をONにし、属性名に「value」を入力して「適用」をクリックします
● その他要素から設定する場合
 1.「場所の指定」の「その他」をクリックします
 2. 下記のサンプルコードをb→dash画面上に入力します
  var Id = document.getElementById('sample_id').value;
  customValue = Id;
※ スクリプト入力欄の入力上限は1GBまでです
  複数の値を取得したい場合は、値を「,」(カンマ)で区切ってください

値を取得するタイミングを指定して保存する

キー項目の追加取得方法を設定したら、値を取得するタイミングを指定し、リレーション設定を保存します。

1.「値を取得するタイミング」を指定します(「ページを開いたタイミングで取得」「ページ内でクリックが発生したタイミングで取得」、または両方)
2.「適用」をクリックします
3.「リレーション設定名」「取得した値の項目名」「個人情報設定」を設定し、「保存」をクリックします
4. リレーション設定一覧に作成したリレーション設定が表示されます

※ ここで指定する「値を取得するタイミング」は『どのタイミングの値を取得するか』を指定するものであり、b→dashにログの送信やリクエストをするタイミングを指定するものではありません
※「ページ内でクリックが発生したタイミングで取得」を指定した場合、トリガーとして『全ての要素』(ページ内のいずれかの要素がクリックされた場合)または『指定した要素』(特定要素がクリックされた場合)のどちらかを選択できます。どちらの場合もトラッキングが発生する要素のクリックが必要です
※「個人情報設定を有効にする」を「ON」にした場合、個人情報の参照権限がないユーザーが該当データファイルを表示/ダウンロードすると、リレーション設定で取得したカラムの値が「***」と表示されます。権限設定については「権限設定をしたい」をご参照ください

3. キー項目を利用するタグを設定する

作成したリレーション設定をタグに適用します。以下では、アクセスログタグに適用する例を説明します。

1.「アクセスログタグ」をクリックします
2.「未設定」をクリックし、追加したい「リレーション設定」を選択して「適用」をクリックします
3. アクセスログタグの「ON」をクリックして「OFF」にし、再度「OFF」をクリックして「ON」にします
4. アクセスログタグが「ON」であることを確認します

※ アクセスログタグに設定できるリレーション設定は最大50個まで(タグに複数のリレーション設定を適用することも可能で、その場合は複数のカラムが追加取得されます)
リレーション設定後、アクセスログタグを一度「OFF」にする必要があります
アクセスログタグ画面にリレーション設定をした後、アクセスログタグを一度「OFF」にして、再び「ON」にする必要がありますのでご注意ください。

4. リレーション設定の反映を確認する

リレーション設定が正しく機能しているかを確認します。確認方法は「b→dashデータを確認する」「webサイトを確認する」の2つです。

b→dashデータを確認する

1.「データパレット」>「データを確認する」>「b→dashデータ」タブをクリックします
2. リレーション設定を行ったデータファイルを選択します
3. リレーション設定で追加したカラムが反映されていることを確認します

※ リレーション設定を追加する以前のカラムの値には「NULL(空白)」が入ります。追加したカラムに値が入っているか確認したい場合は、追加したカラムに対して条件「空文字ではない」で「絞込み」加工を行って確認してください
  絞込みの方法については「絞り込み加工をしたい」をご参照ください

webサイトを確認する

1. リレーション設定を確認したいページの「前ページ」で、右クリックのメニューから「検証」を選択します
2. メニューバーから「Network」をクリックします
3. リレーション設定を確認したいページまで遷移します
4.「tracking」をクリックし、「Payload」をクリックします
5. Request Payloadの「&cc{n}=○○」からリレーション設定の値を確認します(※ {n}は任意の値が入ります)

※ Request Payloadに「&cc{n}=○○」が確認できない場合、リレーション設定が正しく機能していません
  「b→dashデータを確認する」だけ確認できなかった場合は、貴社カスタマーサポート担当までご連絡ください
リレーション設定で正しい値を取得できていない場合の確認事項

リレーション設定で正しい値を取得できていない場合は、何らかの設定が誤っていると考えられます。以下のよくある誤りに該当していないか確認してください。

考えられる原因

改善策

b→dashワンタグが未設置 キー項目取得対象ページへのタグ設置が必要
リレーション設定のURL指定が誤っている 実際のキー項目存在ページと設定内容の整合性を確認
ユーザーアクセス環境に起因するネットワークエラー ユーザー環境の問題のため対応が困難な場合がある
リレーション設定の編集/削除/値のコピー方法
編集方法

編集したいリレーション設定」を選択し、「編集アイコン」をクリックします。任意の編集を行い、「適用」をクリックします。

削除方法

削除したいリレーション設定」を選択し、「削除アイコン」をクリックし、「削除」をクリックします。

各値のコピー方法

コピーしたい値のある「リレーション設定」をクリックして詳細画面を表示し、対象ページに指定した「URL」や指定した「要素」のコピーを行うことができます。

リレーション設定における重要な注意事項

「取得したい項目」が読み込まれる前にタグが発火した場合は値を取得できません

リレーション設定で指定した「取得したい項目」が読み込まれる前にb→dashのワンタグが発火した場合は、値を取得できません。「取得したい項目」が読み込まれる前にワンタグが発火する場合は、ワンタグの発火タイミングを調整する必要があります。
以下では「直貼りでタグを設置している場合」と「GTMでタグを設置している場合」の2つに分けてワンタグの発火タイミングを調整する方法を説明します。

直貼りでタグを設置している場合

「直貼りでタグを設置している場合」は、ワンタグの発火タイミングを調整するために、貴社webサイトにJavascriptでsleep処理を実装してください。「取得したい項目」が読み込まれた後に、ワンタグが発火するようにsleep処理の実装をお願いします。

GTMでタグを設置している場合

「GTMでタグを設置している場合」は、ワンタグの発火タイミングを調整する方法が2つあります。GTMでのタグの管理状況に合わせて、それぞれご参照ください。

【① GTMでタグを複数管理している場合】
GTM管理画面上で、ワンタグの「タグ配信の優先度」を低く設定してください。「タグ配信の優先度」については、以下をご参照ください。
Google タグマネージャーヘルプ:優先度の設定

【②「タグ配信の優先度」を設定できない場合】
貴社webサイトにJavascriptでsleep処理を実装してください

※ 上記2つの設定は、ワンタグの「処理開始タイミング」を指定する設定で「処理完了タイミング」を指示する設定ではありません。そのため「取得したい項目」の読み込みが大幅に遅延した場合は、値が取得できませんのでご留意ください。

※ リレーション設定で取得できる文字数は最大255文字です。255文字を超えた場合は、255文字目以降の文字は「切り捨て」となります
※ アクセスログタグの「リレーション設定_1」〜「リレーション設定_50」に登録したリレーション設定で取得できる値は、b→dashデータのwebアクセスログデータ内「リレーション項目_1」〜「リレーション項目_50」に格納されます(例: 「リレーション設定_1」に登録したリレーション設定が取得できる値は「リレーション項目_1」に格納)