本記事では、「本登録の内容に不足がある顧客に対して登録を促進するメールを配信したい」という要件について、b→dashのデータパレット機能を用いたデータ加工の方法と、登録促進メール配信に必要なセグメント作成・メール配信設定の手順を紹介しています。

本記事の構成は下記の通りです。
各セクションの詳細は、以下をご参照ください。
本記事で紹介するデータ加工は、下記の業界・企業での利用を想定しています。
本記事で紹介するデータ加工を実施するには、下記表において『必須』となっているカラムが含まれたデータファイルを用意しておく必要があります。
# |
カラム |
データ型 |
必須 |
参照データ |
データ定義 |
1 |
顧客ID | テキスト |
● |
顧客データ | ※顧客データの主キー |
2 |
メールアドレス | テキスト |
- |
顧客データ | - |
3 |
メルマガ許可フラグ | 真偽値 |
- |
顧客データ | - |
4 |
本登録日 | テキスト |
● |
顧客データ | - |
5 |
生年月日 | テキスト |
● |
顧客データ | - |
6 |
性別 | テキスト |
● |
顧客データ | - |
7 |
都道府県 | テキスト |
● |
顧客データ | - |
8 |
電話番号 | テキスト |
● |
顧客データ | - |
本記事では、「顧客データ」から『本登録フラグ』『生年月日記載フラグ』『性別記載フラグ』『都道府県記載フラグ』『電話番号記載フラグ』カラムを作成する手順と、作成したデータを利用して本登録の内容に不足がある顧客への登録促進メール配信に必要なセグメントを作成・配信する手順を紹介します。本記事は下記の4つのStepで構成されます。

「顧客データ」に加工を行い、本登録の有無と各項目の記載有無を表す5つのフラグカラム(『本登録フラグ』『生年月日記載フラグ』『性別記載フラグ』『都道府県記載フラグ』『電話番号記載フラグ』)を作成します。
1. 「データパレット」→「データを確認する」→「顧客データ」をクリックします
2. 「IF文」をクリックし、「本登録日」カラムを選択して「適用」をクリックします
3. 下記の条件を入力し、「適用」をクリックします
・本登録日が空の場合(本登録未完了): 【条件】「空文字」 / 【値】「次の値」「false」
・本登録日に値がある場合(本登録完了): 【値】「次の値」「true」

4. IF文で作成したカラムの名称を「本登録フラグ」に変更します
本登録フラグと同じ要領で、各項目の記載有無を表す4つのフラグカラムを作成します。
5. 「IF文」をクリックし、「生年月日」カラムを選択して「適用」をクリックします
6. 下記の条件を入力し、「適用」をクリックします
・カラム値が空の場合(未記載): 【条件】「空文字」 / 【値】「次の値」「false」
・カラム値がある場合(記載済): 【値】「次の値」「true」

7. IF文で作成したカラムの名称を「生年月日記載フラグ」に変更します
8. 同様の手順で「性別記載フラグ」「都道府県記載フラグ」「電話番号記載フラグ」カラムを作成します(対象カラムを「性別」「都道府県」「電話番号」に変えて、上記と同じIF文条件を適用)
9. ファイル名(例:「顧客データ_加工済」)を入力し「保存」をクリックします
Step1で作成した「顧客データ_加工済」をもとに、本登録済みかつメルマガ許可済みで、かつ本登録の項目(生年月日・性別・都道府県・電話番号)に1つ以上不足がある顧客のセグメントを作成します。
1. 「セグメント」→「新規作成」→「カスタマイズ」を選択し「適用」をクリックします
2. 「単一セグメント」を選択し「適用」をクリックします
3. 「顧客データ_加工済」をクリックし、「顧客ID」カラムを選択して「適用」をクリックします
4. 「本登録フラグ」カラムを選択し、下記の条件を入力して「適用」をクリックします
・【条件】「次に完全一致」「true」

5. 「追加」をクリックし、「メルマガ許可フラグ」カラムを選択して「true」を選択し「適用」をクリックします
6. 「追加」をクリックし、「生年月日記載フラグ」カラムを選択して下記の条件を入力し「適用」をクリックします
・【条件】「次に完全一致」「false」
7. 同様に「性別記載フラグ」「都道府県記載フラグ」「電話番号記載フラグ」もそれぞれ条件「次に完全一致」「false」で追加します
8. 「生年月日記載フラグ」「性別記載フラグ」「都道府県記載フラグ」「電話番号記載フラグ」の4条件を選択し、「ブロック化」をクリックします

9. 「本登録フラグ」と「メルマガ許可フラグ」の間の「OR」をクリックして「AND」に変更します

10. ファイル名(例:「本登録の内容に不足がある顧客への登録促進メール」)を入力し「保存」をクリックします
メール配信で使用するメールコンテンツを作成します。メールコンテンツ作成の詳細については、下記の関連記事をご参照ください。
作成したメールコンテンツを用いてメール配信設定を行います。メール配信設定の詳細については、下記の関連記事をご参照ください。
本記事の活用例は、メール以外の配信アプリの施策としても活用できます。ただし、配信アプリごとにセグメントに含まれている必要があるカラムが異なります。
各配信アプリの配信設定については、下記の関連記事をご参照ください。