本記事では、「メールの成果を性別ごとに可視化したい」という要件について、b→dashのデータパレット機能を用いてデータをどのように加工/統合すれば実現できるかを紹介しています。
本記事の構成は下記の通りです。
各セクションの詳細は、以下をご参照ください。
本記事で紹介する活用例では、下記のイメージの加工/統合を行います。

本記事で紹介するデータ加工/統合の内容が「どのような業界の」「どのような企業において」「どのように活用されるか」を下記に紹介します。
本記事で紹介するデータの加工/統合を実施するにあたり、下記の表において『必須』となっているデータ(カラム)が含まれたデータファイルを用意しておく必要があります。
# |
カラム |
データ型 |
必須 |
参照データ |
データ定義 |
1 |
受注ID | テキスト |
● |
受注データ | 受注データの主キー |
2 |
受注金額 | 整数 |
● |
受注データ | - |
3 |
顧客ID | テキスト |
● |
顧客データ | 顧客データの主キー |
4 |
性別 | テキスト |
● |
顧客データ | - |
データの加工/統合を行う前に、b→dashで貴社webサイトのアクセスログ計測とリレーション設定を行う事前準備が必要です。下記の記事を参考に事前準備を実施してください。
本記事では、性別ごとにメールの成果を可視化するレポート作成において必要なデータ加工/統合の方法とレポートの作成方法を紹介します。下記の6つのStepを実施することで、性別ごとにメールの成果を可視化するためのデータを構築することができます。

本セクションでは、データ加工/統合の具体的な手順をStep1〜Step6に分けて紹介します。
「メール行動ログデータファイル」に加工を行い、「メール行動ログデータ_1」「メール行動ログデータ_2」を作成します。
「メール行動ログデータファイル」に対して、IF文4回 → 集約 → 四則演算 → 保存の順番で加工を行います。
1. 「データパレット」→「データを確認する」→「メール行動ログデータファイル」をクリックします
2. 「IF文」をクリックし、「行動タイプ」カラムを選択して下記の4つのフラグカラムを作成します(各IF文で、行動タイプが該当する値の場合に「1」、それ以外の場合に「空白」を設定)
作成するフラグカラム |
条件(次に完全一致) |
値 |
| 配信フラグ | mail_tried | 「次の値」→「1」 / その他は「空白」 |
| 配信失敗フラグ | mail_failed | 「次の値」→「1」 / その他は「空白」 |
| 開封フラグ | mail_opened | 「次の値」→「1」 / その他は「空白」 |
| クリックフラグ | Click | 「次の値」→「1」 / その他は「空白」 |

3. 「集約」をクリックし、集約のキーとして「顧客ID」「メール配信ID」カラムを選択して「適用」をクリックします
4. 残したい4つのカラム(配信フラグ / 配信失敗フラグ / 開封フラグ / クリックフラグ)を選択し、集計方法として全て「ユニークカウント」を選択して「適用」をクリックします
5. 集約後のカラム名を下記の通り変更します

6. 「四則演算」をクリックし、「配信数」「配信失敗数」カラムを選択して「適用」をクリックします
7. 【計算の設定】に「配信数 − 配信失敗数」、【端数処理の設定】に「小数第1位を四捨五入」を指定し、「適用」をクリックします
8. 「名前を付けて保存」を選択し、カラム名「配信成功数」を入力して「保存」をクリックします

9. 「保存」をクリックし、任意のファイル名(本記事では「メール行動ログデータ_1」)を入力して「保存」をクリックします
「メール行動ログデータファイル」に対して、集約 → 絞込み → 削除 → 保存の順番で加工を行います。
1. 「メール行動ログデータファイル」をクリックし、「集約」をクリックします
2. 集約のキーとして「顧客ID」「リンクURL」「メール配信ID」カラムを選択して「適用」をクリックします
3. 任意のカラム/任意の集計方法を選択し「適用」をクリックします(後で削除するカラムのため、どれを選択しても問題ありません)
4. 集約後のカラム名を「削除用」に変更します
5. 「絞込み」をクリックし、「リンクURL」を選択して【条件】「空文字ではない」を選択し、「適用」をクリックします
6. 「削除」をクリックし、「削除用」カラムを選択して「適用」をクリックします
7. 「保存」をクリックし、任意のファイル名(本記事では「メール行動ログデータ_2」)を入力して「保存」をクリックします

「webアクセスログデータファイル」を加工して必要なデータに絞込み、「メール行動ログデータ_2」と『リンクURL』『ランディングページURL(パラメータ付き)』カラムで紐づけて統合します。
1. 「webアクセスログデータファイル」をクリックし、「絞込み」をクリックします
2. 「ページURL」を選択し、【条件】「次に完全一致」+「任意のCV計測したいページURL」を入力して「適用」をクリックします
3. 「削除」をクリックし、「受注ID」「ランディングページ(パラメータ付)」カラム以外を選択して「適用」をクリックします
4. 「保存」をクリックし、任意のファイル名(本記事では「webアクセスログデータファイル_1」)を入力して「保存」をクリックします

1. 「統合する」→「カスタマイズ」をクリックします
2. 「データファイル」アイコンをクリックして「メール行動ログデータ_2」をクリック、続けて「データファイル」アイコンをクリックして「webアクセスログデータ_1」をクリックします
3. 「統合」アイコンをクリックし、「【横】方向に統合」を選択して「適用」をクリックします
4. 統合キーとして【メール行動ログデータ_2】「リンクURL」/【webアクセスログデータ_1】「ランディングページ(パラメータ付き)」を選択し、「次へ」をクリックします
5. 「共通するデータのみ統合する」を選択し、「適用」をクリックします
6. 任意のファイル名(本記事では「メール行動ログ × webアクセスログ」)を入力し、「保存」を複数回クリックします
7. 「OFF」をクリックし「ON」に変更後、「適用」→「データ確認」をクリックします

「受注データ」と「Step2で作成した統合データ」を加工/統合し、『直接CV数』『直接CV金額』カラムを作成します。
1. 「統合する」→「カスタマイズ」をクリックします
2. 「データファイル」アイコンをクリックして「メール行動ログ × webアクセスログ」、続けて「受注データ」をクリックします
3. 「統合」アイコンをクリックし、「【横】方向に統合」を選択して「適用」をクリックします
4. 統合キーとして両データから「受注ID」を選択し、「次へ」をクリックします
5. 「先に選択したデータに対して統合する」を選択し、「適用」をクリックします
6. 任意のファイル名(本記事では「受注 × メール行動ログ × アクセスログ」)を入力し、「保存」を複数回クリックします

1. 「受注 × メール行動ログ × webアクセスログ」をクリックし、「絞込み」をクリックします
2. 「キャンセルフラグ」を選択し、【条件】「次と等しい」+「0」を指定して「適用」をクリックします
3. 「ランキング」をクリックし、「グループ内の順位付け」を選択して「適用」をクリックします
4. グループ化のキーとして「メール配信ID」「顧客ID」「受注ID」を選択し、【順位の付け方】「大きい順」、【同率順位の扱い】「同率なし」を指定して「適用」をクリックします
5. ランキングで作成されたカラム名を「ランキング」に変更します
6. 「絞込み」をクリックし、「ランキング」カラムに【条件】「次に等しい」+「1」を指定して「適用」をクリックします
7. 「集約」をクリックし、集約のキーとして「顧客ID」「メール配信ID」を選択して「適用」をクリックします
8. 集約して残すカラムとして「受注ID」(ユニークカウント)、「売上金額」(合計)を指定し、「適用」をクリックします
9. 集約後のカラム名を下記の通り変更します

10. 「保存」をクリックし、任意のファイル名(本記事では「受注 × メール行動ログ × webアクセスログ_1」)を入力して「保存」をクリックします
「メール行動ログデータ_1」と「Step3で作成した統合データ」を『メール配信ID』『顧客ID』カラムで紐づけて統合し、加工します。
1. 「統合する」→「カスタマイズ」をクリックします
2. 「データファイル」アイコンをクリックして「メール行動ログデータ_1」、続けて「受注 × メール行動ログ × webアクセスログ_1」をクリックします
3. 「統合」アイコンをクリックし、「【横】方向に統合」を選択して「適用」をクリックします
4. 統合キーとして両データから「メール配信ID」「顧客ID」を選択し、「次へ」をクリックします
5. 「先に選択したデータに対して統合する」を選択し、「適用」をクリックします
6. 任意のファイル名を入力し、「保存」を複数回クリックして統合データを作成します
「Step4で作成した統合データ」と「顧客データ」を『顧客ID』カラムで紐づけて統合し、性別カラムを追加します。これにより、性別ごとにメールの成果を可視化するためのデータが完成します。
1. 「統合する」→「カスタマイズ」をクリックします
2. 「データファイル」アイコンをクリックして「Step4で作成した統合データ」、続けて「顧客データ」をクリックします
3. 「統合」アイコンをクリックし、「【横】方向に統合」を選択して「適用」をクリックします
4. 統合キーとして両データから「顧客ID」を選択し、「次へ」をクリックします
5. 「先に選択したデータに対して統合する」を選択し、「適用」をクリックします
6. 任意のファイル名を入力し、「保存」を複数回クリックして統合データを作成します
Step5で作成したデータをもとに、b→dashのBI機能(レポート機能)を用いて性別ごとのメールの成果レポートを作成します。性別カラムをディメンションに、配信数/開封数/クリック数/直接CV数/直接CV金額などをメジャーに設定することで、性別ごとの成果を可視化できます。
レポート作成の詳細手順については、b→dashのBIレポート関連のサポートサイト記事をご参照ください。