• No : 1049
  • 公開日時 : 2026/03/18 18:34
  • 更新日時 : 2026/05/20 13:07
  • 印刷

お気に入り登録をした顧客に対してリマインドメールを配信したい

回答

本記事では、「お気に入り登録をした顧客に対してリマインドメールを配信したい」という要件について、b→dashのデータパレット機能を用いたデータ加工/統合の方法と、セグメント作成・メール配信までの流れを紹介しています。

本記事は下記の想定での作成手順を例に紹介します。

 ・お気に入り登録をしたが、未購入の顧客に対してリマインドメールを配信し売上を上げる
 ・「最終受注日時からお気に入りまでの経過日数」「お気に入りからの経過日数」カラムを作成し、配信対象を絞り込む

本記事の構成は下記の通りです。

 1. 本記事で紹介するデータ加工/統合の例(想定利用業界・必要データ)
 2. データ準備と活用までの流れ(全体像)
 3. データ加工/統合の手順(Step1〜Step5)

各セクションの詳細は、以下をご参照ください。

1. 本記事で紹介するデータ加工/統合の例

想定利用業界 / 利用シーン

本記事で紹介するデータ加工/統合は、下記の業界・企業での利用を想定しています。

 ・想定利用業界: EC専業 / 店舗オムニ
 ・活用企業イメージ: ユーザーが商品をお気に入り登録できる機能があるwebサイトを持つ企業、複数の商品の販売を行っており商品ごとにデータを管理している企業
 ・活用イメージ: 商品をお気に入り登録したが未購入の顧客に対してリマインドメールを配信し売上を上げたい

加工/統合に必要なデータ

本記事で紹介するデータの加工/統合を実施するには、下記の4つのデータ(顧客データ・受注データ・受注明細データ・商品データ)に加え、b→dashデータの「webアクセスログデータ」「webコンバージョンデータ」が必要です。
連携する4つのデータに、下記表の『必須』となっているカラムが存在しているか必ずご確認ください。

#

カラム

データ型

必須

参照データ

データ定義

1

顧客ID

テキスト

顧客データ ※顧客データの主キー

2

メールアドレス

テキスト

-

顧客データ  

3

メルマガ許可フラグ

真偽値

-

顧客データ  

4

受注ID

テキスト

-

受注データ ※受注データの主キー

5

受注明細ID

テキスト

受注データ  

6

顧客ID

テキスト

受注データ  

7

受注日時

日時

受注データ  

8

受注明細ID

テキスト

受注明細データ ※受注明細データの主キー

9

商品ID

テキスト

受注明細データ  

10

商品ID

テキスト

商品データ ※商品データの主キー

11

商品名

テキスト

-

商品データ 差し込みデータ

12

商品詳細ページURL

テキスト

-

商品データ 差し込みデータ

13

商品画像URL

テキスト

-

商品データ 差し込みデータ
上記カラムがb→dashに連携されていない場合
上記カラムがb→dash上に存在しない場合(b→dashに連携していない場合)は、データ連携をまず初めに実施いただくようお願いいたします。

コンバージョン設定の事前準備

データの加工/統合を行う前に、ユーザーが貴社webサイト内で「お気に入り登録」を行った際にデータの取得を実施するため、コンバージョン設定の事前準備が必要です。下記の関連記事を参考に事前準備を実施してください。

 ・コンバージョン設定: 『webサイトのCVを取得したい』『コンバージョン設定が正しくできたか検証したい

2. データ準備と活用までの流れ

お気に入り登録をした顧客に対してリマインドメールを配信するまでの全体の流れは、下記の5つのStepです。Step1〜Step3でデータを構築し、Step4〜Step5で構築したデータを活用します。

 1. 「webコンバージョンデータ」に『商品ID』カラムを作成する
 2. 「受注×受注明細データ」を作成し『最終受注日時』カラムを作成する
 3. データを統合し『お気に入りからの経過日数』カラムを作成する
 4. セグメントを作成する
 5. メールコンテンツを作成し、メール配信設定を行う

3. データ加工/統合の手順

Step1. 「webコンバージョンデータ」に『商品ID』カラムを作成する

お気に入り登録時のコンバージョンデータから、「商品ID」カラムを作成したデータファイル『webコンバージョンデータ_加工済』を作成します。本Stepは下記2つのサブステップで構成されます。

1-1. お気に入り登録のコンバージョンデータを抽出する

1. 「データパレット」→「データを確認する」→「webコンバージョンデータ」をクリックします
2. 「絞込み」アイコンをクリックし、「コンバージョン名」カラムを選択します
3. 下記の条件を指定し、「適用」をクリックします

 ・【条件】: 「次を含む」「お気に入りボタン

4. 「適用」をクリックします

1-2. ページURLから「商品ID」カラムを抽出する

1. 「抽出」をクリックし、「ページURL」カラムを選択します
2. 下記の条件を指定し、「適用」をクリックします

 ・【条件】: 「中間」「16」「19」「テキスト型

3. 「名前を付けて保存」を選択し、カラム名として「商品ID」と入力し、「保存」をクリックします
4. 任意のファイル名(今回は「webコンバージョンデータ_加工済」)を入力し、「保存」をクリックします

Step2. 「受注×受注明細データ」を作成し『最終受注日時』カラムを作成する

顧客の最終受注日時を取得するため、「受注データ」と「受注明細データ」を統合した『受注×受注明細データ_加工済』を作成します。本Stepは下記2つのサブステップで構成されます。

2-1. 「受注データ」と「受注明細データ」を統合する

1. 「統合する」→「カスタマイズ」をクリックします
2. 「データファイル」アイコンから「受注データ」を選択し、続けて「受注明細データ」を選択します
3. 「統合」アイコンをクリックし、「【横】方向に統合」を選択して「適用」をクリックします
4. 紐づけキーとして「受注明細ID」を選択し、「次へ」をクリックします

5. 「共通のデータのみ統合する」を選択し、「適用」をクリックします
6. 任意のファイル名(今回は「受注×受注明細データ」)を入力し、「保存」をクリックします

2-2. 集約機能で『最終受注日時』カラムを作成する

1. 作成した「受注×受注明細データ」をクリックし、「集約」をクリックします
2. 集約のキーカラムとして「顧客ID」「商品ID」カラムを選択し、「適用」をクリックします
3. 集約して残したいカラムとして「受注日時」カラムを選択し、集計方法として「最新」を選択して「適用」をクリックします

4. 集約を行ったカラムの名称を「最終受注日時」に変更します
5. 「保存」をクリックし、任意のファイル名(今回は「受注×受注明細データ_加工済」)を入力して保存します

Step3. データを統合し『お気に入りからの経過日数』カラムを作成する

Step1とStep2で作成したデータを統合し、『最終受注日時からお気に入りまでの経過日数』および『お気に入りからの経過日数』カラムを持つ最終的なデータファイル『お気に入り登録リマインドメール_加工済』を作成します。本Stepは下記3つのサブステップで構成されます。

3-1. 「webコンバージョンデータ_加工済」と「受注×受注明細データ_加工済」を統合する

1. 「統合する」→「カスタマイズ」をクリックします
2. 先に「webコンバージョンデータ_加工済」を選択し、続けて「受注×受注明細データ_加工済」を選択します
3. 「統合」アイコンをクリックし、「【横】方向に統合」を選択して「適用」をクリックします
4. 下記の条件を指定して、「次へ」をクリックします

 ・【結合したいカラム】: 「顧客ID」=「顧客ID
 ・【結合したいカラム】: 「商品ID」=「商品ID

5. 「先に選択したデータに対して統合する」を選択し、「適用」をクリックします
6. 任意のファイル名(今回は「webコンバージョン×受注×受注明細データ」)を入力し、「保存」をクリックします

3-2. 時刻演算で『最終受注日時からお気に入りまでの経過日数』カラムを作成して絞込みを行う

1. 作成したデータファイルをクリックし、「時刻演算」をクリックします
2. 「コンバージョン時刻」カラムと「最終受注日時」カラムを選択し、「適用」をクリックします
3. 下記の条件を指定して、「適用」をクリックします

 ・【条件】: 「コンバージョン時刻」↔「最終受注日時

4. 「名前を付けて保存」を選択し、カラム名「最終受注日時からお気に入りまでの経過日数」を入力して「保存」をクリックします
5. 「絞込み」をクリックし、作成した「最終受注日時からお気に入りまでの経過日数」カラムに下記の条件を指定します

 ・【条件1】: 「次より大きい」「0
 ・【条件2】(OR条件): 「NULL

6. 「適用」をクリックし、任意のファイル名(今回は「webコンバージョン×受注×受注明細データ_加工済」)を入力して保存します

3-3. 「webアクセスログデータ」「顧客データ」「商品データ」を統合し『お気に入りからの経過日数』カラムを作成する

1. 「統合する」→「カスタマイズ」から、「webコンバージョン×受注×受注明細データ_加工済」と「webアクセスログデータ」を選択し、「webアクセスログID」で横方向に統合します
2. 同様の手順で、「顧客データ」を「顧客ID」で統合し、「商品データ」を「商品ID」で統合します
3. 任意のファイル名(今回は「お気に入り登録リマインドメール」)を入力し、「保存」をクリックします
4. 作成したデータファイルをクリックし、「時刻演算」をクリックします
5. 「コンバージョン時刻」カラムを選択し、下記の条件を指定して「適用」をクリックします

 ・【条件】: 「本日の日時」↔「コンバージョン時刻

6. 「名前を付けて保存」を選択し、カラム名「お気に入りからの経過日数」を入力して「保存」をクリックします
7. 任意のファイル名(今回は「お気に入り登録リマインドメール_加工済」)を入力し、「保存」をクリックします

Step4. セグメントを作成する

Step3で作成したデータファイルをもとに、「お気に入りからの経過日数が7日になった顧客」に対してメール配信を行うためのセグメントを作成します。

1. 「セグメント」→「新規作成」をクリックします
2. 「カスタマイズ」→「単一セグメント」を選択し、「適用」をクリックします
3. 「お気に入り登録リマインドメール_加工済」をクリックし、「顧客ID」カラムを選択して「適用」をクリックします
4. 「お気に入りからの経過日数」カラムを選択し、下記の条件を指定して「適用」をクリックします

 ・【条件】: 「次に等しい」「7

5. 「追加」をクリックし、「メルマガ許可フラグ」カラムを選択して「true」を選択し「適用」をクリックします
6. 「OR」をクリックして「AND」に変更します
7. 「保存」をクリックし、任意のファイル名(今回は「お気に入り登録リマインドメール_セグメント」)を入力して保存します

Step5. メールコンテンツを作成し、メール配信設定を行う

Step4で作成したセグメントを利用して、メールコンテンツの作成と配信設定を行います。詳細は下記の関連記事をご参照ください。

 ・メールコンテンツの作成: 『“GUI編集モード” で「HTMLメール」を作成したい』『“HTML編集モード” で「HTMLメール」を作成したい
 ・メール配信設定: 『単発のメールを本番配信したい
本記事の活用例は他の配信アプリの施策としても活用できます
上記ではメール配信を実施する手順を説明しましたが、他の配信アプリの施策でも活用ができます。ただし、web接客では「ビジターID」、LINE配信では「LINE ID」、SMS配信では「電話番号」、Push通知では「トークン」のカラムがセグメントに含まれている必要があります。各配信アプリの配信設定については下記をご参照ください。
・web接客: 『web接客コンテンツを配信したい
・LINE配信: 『単発のLINEメッセージを本番配信したい
・SMS配信: 『単発のSMSメッセージを本番配信したい
・Push配信: 『単発のPush通知を本番配信したい
・シナリオ配信: 『シナリオを配信したい