本記事では、「誕生日が7日前の顧客に対してバースデーメールを配信したい」という要件を、b→dashのデータパレット機能でどのように実現するかを紹介しています。
実現に向けた作業手順は、大きく下記の4つです。
各手順の詳細は、以下をご参照ください。
本記事で紹介する活用例では、下図のようなデータ加工/統合を行います。「顧客データ」に含まれる「生年月日」カラムから、誕生日が7日後となる本年の日付を持つ『本年+誕生日(日付型)』カラムを作成し、そのカラムを抽出条件としてセグメントを作成することで、誕生日の7日前の顧客にバースデーメールを配信できます。

本記事で紹介するデータ加工/統合は、主に以下のような業界・企業で活用できます。
想定利用業界 |
活用シーン |
EC専業 / 店舗オムニ |
顧客の生年月日データを保持している企業において、誕生日が7日前の顧客に対してクーポン等を添付したバースデーメールを配信するシーンで活用 |
本記事の加工/統合を実施するには、下表のカラムをb→dashのデータパレットアプリに用意しておく必要があります。
# |
カラム |
データ型 |
必須 |
参照データ |
データ定義 |
1 |
顧客ID |
テキスト |
● |
顧客データ |
顧客データの主キー |
2 |
メールアドレス |
テキスト |
● |
顧客データ |
- |
3 |
メルマガ許可フラグ |
真偽値 |
● |
顧客データ |
- |
4 |
生年月日 |
日付 |
● |
顧客データ |
- |
下図のとおり、4つのStepで実現できます。各Stepの詳細は次項以降をご参照ください。

「顧客データ」に加工を行い、『生年月日_月日のみ(テキスト型)』『本年』カラムを作成します。さらに、作成した2つのカラムを連結・型変換して、最終的に『本年+誕生日(日付型)』カラムを作成します。
「生年月日」カラムから「月日」部分(末尾5文字)を抽出して『生年月日_月日のみ』カラムを作成します。
1.「データパレット」 → 「データを確認する」 → 「顧客データ」をクリックし、「加工する」をクリックします
2. 任意の編集方法を選択し、「適用」をクリックします
3.「抽出」をクリックし、「生年月日」カラムを選択します
4. 条件として「末尾」「5」「テキスト型」を入力し、「適用」をクリックします
5.「名前を付けて保存」を選択し、カラム名に「生年月日_月日のみ」と入力して「保存」をクリックします

2月29日生まれの顧客に対しても、うるう年でない年でも誕生日メールを配信できるよう、IF文を用いて『生年月日_月日のみ』が「02/29」の場合は「02/28」に変換するカラムを作成します。
1.「IF文」をクリックし、「生年月日_月日のみ」カラムを選択して「適用」をクリックします
2. 条件として以下を選択・入力し、「適用」をクリックします
[1] カラム:「生年月日_月日のみ」/ 条件:「次に完全一致」「02/29」/ 値:「次の値」「02/28」
[2] 値:「次のカラムの値」「生年月日_月日のみ」
3.「編集」アイコンをクリックし、カラム名を「IF文_うるう年」に変更します

加工処理実行日のうち「年」部分(先頭4文字+ハイフン=5文字)を抽出して『本年』カラムを作成します。
1.「追加」をクリックし、カラムを追加する位置を選択して「適用」をクリックします
2. データ型として「日付」を選択し、「加工処理実行日のカラムを追加する」にチェックを入れて「適用」をクリックします
3.「編集」アイコンをクリックし、カラム名を「加工処理実行日」に変更します
4.「抽出」をクリックし、条件「先頭」「5」「テキスト型」を入力して「適用」をクリックします
5.「名前を付けて保存」を選択し、カラム名に「本年」と入力して「保存」をクリックします

『本年』カラムと『IF文_うるう年』カラムを連結し、テキスト型を日付型に変換して、最終的な『本年+誕生日(日付型)』カラムを作成します。
1.「連結」をクリックし、「本年」カラムと「IF文_うるう年」カラムを選択して「適用」をクリックします
2. プレビューを確認し、「適用」をクリックします
3. 新規作成したカラムに任意の名前(例: 「本年+誕生日(テキスト型)」)を入力し、「保存」をクリックします
4. 加工に用いたカラムの表示方法を選択し、「適用」をクリックします
5.「型変換」をクリックし、「本年+誕生日(テキスト型)」を選択します
6. 条件として以下を選択・入力し、「適用」をクリックします
データ型の選択:「テキスト型」を「日付型」へ変更
型変換エラーの設定:「加工を中止する」
7.「上書き保存」を選択し、カラム名(例: 「本年+誕生日(日付型)」)を入力して「保存」をクリックします
8. 続いて「保存」をクリックし、任意の更新設定を選択して「次へ」をクリックします
9.「定期更新設定をする」を選択した場合は、実行頻度と時間を設定の上「追加」を選択し、「次へ」をクリックします
10. 任意のファイル名(例: 「顧客データ_誕生日キャンペーンメール」)を入力し、「保存」をクリックします

「1.」で作成したデータファイル(例: 「顧客データ_誕生日キャンペーンメール」)を用いて、誕生日が7日後の顧客に絞り込むセグメントを作成します。
1.「セグメント」アプリをクリックし、「新規作成」をクリックします
2.「カスタマイズ」を選択し、「適用」をクリックします
3.「単一セグメント」を選択し、「適用」をクリックします
4.「顧客データ_誕生日キャンペーンメール」をクリックします
5.「顧客ID」カラムを選択し、「適用」をクリックします
6.「本年+誕生日(日付型)」カラムを選択し、下記の条件を追加して「適用」をクリックします
条件:「次の期間にある」「相対期間」
開始日:「7」「日」「後」
終了日:「7」「日」「後」
7.「追加」をクリックし、「メルマガ許可フラグ」カラムを選択して「true」を選択し、「適用」をクリックします
8. 抽出条件間の「OR」をクリックして「AND」に変更し、「保存」をクリックします
9. 任意のファイル名(例: 「顧客データ_誕生日キャンペーンメール」)を入力し、「保存」をクリックします

バースデーメール配信で使用するメールコンテンツを作成します。
メールコンテンツの作成方法については、下記をご参照ください。
「3.」で作成したメールコンテンツを用いてメールの配信設定を行います。
メール配信設定の詳細については「単発のメールを本番配信したい」をご参照ください。
上記ではメール配信を実施する手順を説明していますが、他の配信アプリの施策でも活用できます。ただし、各配信アプリで使用するセグメントには、それぞれ下記のカラムが含まれている必要があります。
配信アプリ |
セグメントに必要なカラム |
各配信設定の参照記事 |
web接客 |
ビジターID |
|
LINE配信 |
LINE ID |
|
SMS配信 |
電話番号 |
|
Push通知 |
トークン |
|
シナリオ配信 |
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